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震災から3年、なぜ私は韓国に帰らなかったのか 본문
2011年3月11日の東日本大震災から明日で3年が経つ。
今も震災の記憶は私の中では忘れられない。
都内で仕事してた自分は同じ日本の中でこういうことが起こってるとは信じられなかった。
ニュースで見るこの光景で自分の目を疑ってしまっていた。
まだ大学1年であった自分
日本語学校時代の友達や、大学で知り合った外国人の友達の多くが帰国の道を選んだ。
そしてそのまま日本に戻ることのなくなった子がたくさんいる。
自分も震災当日からしばらくの間、家族や親戚、友人から帰国を促すような連絡をもらっていたのだ。
しかし俺の仲では最初から帰国という選択は無かった。
それはなぜだったのか。
彼らはきっと自分のことを心配してくれてたなと思う。
第2の地震が起きる恐れはもちろんのことであったが、何より原発事故によるものが大きかった。
俺はその時思った。
本当は自分が知らないものがたくさんある。そして俺があまりにも軽く見ているかもしれない。
しかし、自分が日本に残ることこそが、皆に「日本はそれでも安全だよ」と伝える唯一の手段であると。
だから俺は帰らず、被災地に足を運び、ボランティア活動を行い、募金活動にも参加した。
日本にいるからというのもある。日本のことが好きだからというのもある。
しかし、やっぱり同じこの地球にいるからこそ我々がやらなければいけないことがたくさんある。
自分がどこの国の人であるか、どこで育ったのかそういうのではなく
同じ人類として、被災された方々が、被災される前の生活を取り戻すため、これからもがんばらなければいけない。
私はそういう思いで日本に残る決断をしたのである。
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